幻影

どれいへいし

20200102

きょう引いたおみくじの内容をわざわざ記録して今年はどうこう頑張りますとかいう決意表明をブログに残すの、いまどきの中高生でもしてないかも。当時、同世代の赤の他人が書く文章を読んでは、おなじ時代にそれぞれの生きづらさを感じつつも必死になって生きているひとが存在することが、少なからず自分の支えになっていた。その域を脱してからの私は、へらへらしてるだけの、ただの腑抜けになってしまった。そして三十路を越え、成長しないまま現在に至る。

元日に東京事変が復活した。活動を停止した8年前の私は、こんなにも自分が立ち止まっていると想像していただろうか。いや、想像はしていたんだ。事変はいつか復活するし、私もきっと悪い意味で変わらずにいるだろうと。将来のことを何も考えていない。自分の身体のことすら諦めかけている。笑っていられない現実が、私の傍にずーっと居る。すべて解っていたはず。

それでもなお、おみくじは勉めて笑えと言う。まじウケるよね。